JAMブログ

JAM店長・江川が今日のライブ、今日の出来事を毎日更新しています。

02 7月

6月28日(日曜日)

Posted in 毎日更新ジャムニュース on 02.07.15 by Merlyn

午前5時、湧別総合体育館前のスタートラインを3500名余のこれから13時間、100キロのウルトラマラソンを走る仲間が笑顔と歓声の中旅立った。僕は昨年この大会で知り合った東京世田谷の橋本さんと二人でキロ6分のペースで走り出しました。気温10度という昨年のスタート時より10度も低い気温に、度々尿意を催し、5キロすぎのトイレの長い列に並んでいる間に橋本さんとはぐれました。10キロ、20キロ、とキロ6分のペースを守り順調な滑り出しです。1週間前にランニング中に転倒し顔、肩、腕、手の甲、指、膝と怪我して全く練習できず、痛みも引かなかったので半分諦めて走り出したのですが、予想外に膝は痛まず、思わず笑顔がこぼれてしまいました。30キロ、40キロと淡々と走り、エイドステーションでスイカ、オレンジ、レモン、梅干し、バナナ、などを口にしてお腹もずいぶん膨れてきました。50キロを過ぎ、昨年リタイアした55キロのホテルグランディアでは、用意したあった着替えをせずにそのまま通り抜け60キロ地点に向かいました。60キロ地点を過ぎると、スタミナ切れを起こし始め、徐々にペースが落ちていきます。70キロを過ぎてついに歩いてしまいました。気持ちが折れそうに何度もなりしまいには80キロ地点まで走って記録を残しやめようかと思いはじめました。(途中でやめても敢闘賞という記録証が発行されるというのでチェックポイントの80キロまで頑張ろうと思ったのです)ところが78キロからワッカ原生植物地域に入ってしまったのです。最後の難関であり、コース上最も美しい支援のままの花園です。折り返してきたランナーとすれ違っているうちにとりあえず行けるところまで行こうと気を取り直し、走り始めました。海沿いのコースは風が強く、体温がどんどん奪われ、寒くて寒くて90キロを過ぎると体が全くゆうことを聞かなくなってきました。大きく腕を振り勢いをつけようとしても足が動きません。ワッカをどうにか抜けゴールまで2キロの標識が見えてもお尻まで痛くなってへろへろです。結局最後の5キロは1時間以上かかってやっとゴールできました。100キロマラソンの奥深さと過酷さを思い知った13時間でした。

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