28回目のポエトリーリーディングパーティー『詩の朗読会』参加はシラフと多悶の二人と先月に続いて寂しい状況でした。トップバッターはシラフくん、最近詠んだ短歌を披露してくれました。なかなか味わい深い作品だったので本人の許可を得て発表します。短歌
150917
火傷して覚えた事もあったなと振り返りつつ食べるスパゲティ
二日目のカレーライスを食べながら明日の朝の美味しさ思う
雨粒は走る電車に張り付いて無賃乗車の旅を続ける
150916
酒強いやつに憧れやらかして人それぞれは便利な言葉
150915
街中が徐行運転してるよな昼間楽しむ平日休み
150913
卵かけごはん食べ方あれこれを譲りはしない楽しき戦争
150714
半券を財布の中に仕舞いこむ離れ離れの悲しみ連れて
150714
禁煙の二文字浮いてる田舎駅煙は煙の行きたい方へ
150714
夏の影切り取りこれが本当の黒だと言って差し出してみる
150712
駅名で同級生を思い出すどうすることもしないで揺れる
その後多悶くんが100年前のロシアの劇作家が書いた俳優についての文章を朗読、そして第2部、再びシラフくんが自作の詩を朗読、多悶くんが再び俳優について書かれた文章を朗読しイベントは終了しました。雨が降り続く静かな夜でしたが、こんなに感動的で楽しいイベントなのでなんとかたくさんの人にそれを味わってほしいと再度思いました。
9月17日(木曜日) はコメントを受け付けていません