35回目のポエトリーリーディングパーティー。参加者はシラフくん、秋葉さん、小山くんの3人。群馬県から鑑賞にみえたお客様がいて感激。シラフくんは落語家のエッセイを朗読、続いて秋葉さんは珍しく他人の作品でボブディランの詩集を朗読、小山くんは自作の短編を披露してくれました。休憩を挟んで2回目の朗読はシラフくんが恒例の短歌10首、秋葉さんはビートルズにちなんだ単説を披露、その後にシニカルな短説を2編聞かせてくれました。小山くんは「マーベル」と題する少年時代に関わった妙(たえ)ちゃんという個性的な女性の短編を朗読してくれました。群馬から遠路聴きに来た女性は感激してくれたようで終演後も興奮気味に出演者と討論していました。
シラフくんの短歌
160410
迷わずにアイスコーヒー頼む時今日の気温の勇み足知る
160409
やっと春こんな感じを待っていた何もなくとも悪くない日々
160408
あの歌のフレーズの意味春に知るそういうことかと一人で咀嚼
160406
デザインの前に値段を自慢するどうしたものかでも二百円
160405
風に舞う桜の花びらあるがまま軽々越える立ち入り禁止
ドブ川に桜の花びら浮いていてそれで季節を思い出したり
160404
春の雨どの季節より緩やかに人の懐手を入れて来る
160325
三月の終わり間際にまだ寒い何の恨みがあるというのか
160324
春の日々今日の季節はどう出るか布一枚の駆け引きをする
1160323
何色の夢を見るのかドブの鯉人間様は勝手に託す
4月11日(月曜日) はコメントを受け付けていません