63回目の詩の朗読会。時折激しく雨が降る天候にもかかわらず8名の参加という嬉しい状況で、聴きにいらしたお客様もお二人いらして、ありがたい夜となりました。イベントは江川さんの短歌の朗読でスタート、シラフさんの400字の超短編小説5編の朗読、初参加の環さんの童話の朗読、続いて多悶さんのエッセー朗読、小山さんの自作の短編小説の朗読と続き第1部を終了、30分ほど休憩し、再び江川さんの短編小説の朗読、シラフさんの短歌の朗読、初参加のnyanさんの詩の朗読と弾琴館の多幸詩さんのピアノ伴奏、そして小山さんの短編小説の朗読と行われイベントは終了しました。初めてお越しになったお客さまも「なんだか詩が書きたくなてしまいました」と瞳を輝かせてお話になっていました。シラフの短歌10編を掲載いたします。
180925
地下鉄を抜けた瞬間広がった根拠などない微かな希望
180923
迷惑は掛かってないけど存在が困ってしまう同じ車両で
坂道は上りと下り同じ数なのに上りが多い気がする
180922
あんなにも張り切っていた扇風機夏が過ぎれば飲み会の石
180914
咲く花の黄色は特に好きでなしだけれど今朝はそれに救われ
あちこちの団地のベランダ咲いているもう年寄りのパラボラアンテナ
180912
夏が去りレールのそばの雑草もほっとしている風に揺れてる
180911
夜十時調整豆乳飲みながら電車待っている女が一人
明け渡し店舗は空いたがまだ残る外看板にあたる秋の陽
180826
真夜中の炭水化物に誘われて我は何度も我を裏切る
9月25日(火曜日) はコメントを受け付けていません