64回目の詩の朗読会。参加者はオビワン、江川さん、武藤さん、シラフさん、小山さん、川方さん、多悶さん、多幸詩さん、にゃんさん、の9名。武藤さんのサラリーマン川柳、シラフさんの400字小説、多悶さんの一人芝居風朗読、小山さんの小説、多幸詩さんとニャンさんのピアノ伴奏付き朗読&歌、皆さんそれぞれ趣向を凝らし独自の世界を作り上げ鑑賞する皆さんを楽しませてくれました。今晩一番印象に残ったのは、川方さんの出身地を高らかに謳った詩「夷隅は遠く世界を目指す」は最高でした。シラフさんの今月の短歌10首を掲載します。
181030
瓶を持ちあとこれっぽっちが甘い罠飲んでしまえでああ二日酔い
181028
寝転んで天井を見るそれだけで実家や病院思い出したり
181025
腰痛は腰痛だから腰痛で腰痛ゆえに腰痛なのだ
181024
あちこちに一年ぶりの街があり勝手に懐かしがるはよそ者
181012
なかなかに汚い部屋でだかしかしどうにも落ち着くどうしたものだ
181010
限界は二日酔いにて次の朝渡れぬ川に越えれぬ壁よ
181007
それがいいそう言うそれが何なのか分からぬけれどそれでいいのだ
すみません謝罪というより挨拶でそれで通れる尊い社会
181005
プルタブをカシャンと開けたら責任を取らねばならぬビールが美味い
181002
電車乗り窓の向こうのそれぞれを夕暮れ添えて掠め取ってゆく
10月30日(火曜日) はコメントを受け付けていません