ピアニスト山田貴子さん。人気トランペッター類家心平さんとの演奏の予定でしたが、楽器の性質上、気にするかたもいらっしゃるだろうから、、と、悩みに悩んだすえの類家さん出演見合わせ。都内のお店ではライブ取りやめが相次ぐなか貴子さんも悩んだそうですが、「私一人でも、お客さまが一人でもいらっしゃれば全力で演奏します!」
満席に近いご予約がキャンセル続きとなったなか(泣)、前々からジャムへご予約の方や数日前に予約の方は皆さんおいでくださり一安心。ほどよく間隔をあけて座れ、演奏の様子をどのお席からもじっくりと見られ、お客様にはとてもラッキー。
そして嬉しいことに貴子さんと親交の深いギタリスト小暮哲也さんが急遽出演!スタンダードを数曲デュオで披露してくださいました。『my one and only love』しっとりと素晴らしかった。小暮さんのソロではよく演奏されますが、デュオもまた、絶妙なアンサンブルで味わい深いものでした。お二人ともジャムにはレギュラー出演していますが、デュオ演奏は初めて。これまたとても素敵でした。
そして貴子さんのソロステージ。いつもはオリジナルの演奏が多いですが、今夜はキースジャレットやガーシュインの作品など敬愛するミュージシャンの曲を中心に思い入れやエピソードなどをゆっくりと語りながら、時に静かに時にダイナミックに感動的な演奏を聴かせてくださいました。最後にはオリジナル『last snow in april』まさか数日後に雪が降るとは思わず、じっくりと聴き入りました。お誘いして聴きに来てくれたかたから「ジャズピアノ生で初めて聴きました!すごい」「やっぱり音楽っていいですね」など感動の言葉があがったり、今とても忙しいであろうかたが時間を縫って聴きに来てくれたりと、うれしいこともたくさん。
貴子さんの素晴らしい演奏、心意気と輝く笑顔に、皆さん癒された夜でした。
3月27日(金曜日) はコメントを受け付けていません