33回目のポエトリーリーディングパーティー。参加者は秋葉信雄さん、シラフくん、小山貴志くん、ニノちゃんの4人。秋葉さんの韓国旅行のエッセイの前編は一緒に旅行をしているようでなかなか楽しめました。シラフは以前発表した小品を3編朗読、小山くんは死神の話、映像が浮かんでくる傑作で脚本にして上演したら面白そうでした。ニノちゃんは受験生の母の一生懸命な日々を語ってくれました。第2部は秋葉さんのエッセイの後編。そして短説を2編朗読してくださいました。シラフは恒例の短歌10首、そして小山くんはバックグランドミュージックをかけてオムニバス風な詩を朗読してくれました。ニノちゃんはまたまた前向きな詩を朗読してくれ、最後に秋葉さんが短説を2編朗読してパーティーは終了しました。
シラフの短歌10首
160216
一日が帰り支度を始めてる夕日持ち去る夜は置いてく
もの足りぬ何故そうなのか考える今こうしてる理由が出来る
160214
手袋が冬の路上に落ちていて車がそれを轢かずに走る
160212
冬の夜日本酒飲んで温まるそんな趣味なしビールをよこせ
何故寒い冬だからという当たり前認めたくない朝もあるのだ
朝の道かじった林檎が落ちている何の呼び水読めない未来
160211
祝日のがらんと空いた車内には昨日の残りのあくびが似合う
160209
冬の日に分かりあえない風が吹くそれでもやって来る方を見る
暖かい部屋から外の冬を見るほんの少しの罪悪感あり
底なしの快晴の空落ちて行く雲がないのは落ち着かないな