川崎市に住む古い友人に孫が生まれたので、お祝いを持って出かけました。平日のアクアラインはがら空きで、海ほたるに初上陸。2時間足らずで川崎市の友人のマンションに到着。忙しいやつなのでサプライズで行って不在だったらお祝いの品を管理人さんに預けて帰ろうと思っていたのですが、電話してみると「今帰ってきたの」「またすぐ出かける用事があるの」と奇跡的に在宅していました。とりあえずお祝いだけ手渡すと「本当に、いつも藪からスティックなんだから・・・」と心から再会を喜んでくれました。
昼間の200キロのドライブの疲れも心地よく。帰宅してから30分ほど休憩して一路、千葉に出勤しました。今晩のイベントはポエトリーリーディング、詩の朗読会。今回で50回目という記念すべき夜の参加者は江川さん、シラフさん、小山さん、ニノさん、山下大輔さん、多悶さん、そして群馬から参加の雪乃情さんの7名。小山さんは「ビートルズになれなかった」という彼の青春時代の音楽との関わりを記録した私小説を朗読してくれました。ニノさんはプロポーズされた感激をエッセイで語ってくれ、山下さんは「公平な天秤」という印象的な自作の詩を朗読してくれました。多悶さんは「悪霊」のセリフを朗読。そして雪乃情さんは歌詞を2編と最近の自作の詩を朗読してくれました。最後にシラフさんの短歌10首を掲載します。
170710
この夏の気温剥がしてあいつらの背中に貼ってやりたい気分
170709
腰痛めあれこれ今は出来ないがそれならそれで工夫で埋める
170708
いつもより早くに寝ればいつもより早くに起きるとは限らない
170703
道端にバッグ・クロージャー落ちているただこの言葉使ってみたかった
170629
こんなにもクリーニング屋は必要か競争ではないもはや戦争
吹く風に呼ばれた気がして顔上げる飛行機雲がちぎれ始めた
170624
うっかりと卵落とした後悔は十数円よりはるかに深い
170622
ぶちまけて拾い集めて砂混じり自業自得を味わい暮れる
ゴミ箱に金が沢山入ってりゃ貯金箱だと言ってもいいかい
170618
傘はある目的地まで二、三分でもまあいいかその名は後悔