37回目のポエトリーリーディングパーティー、参加は江川さん、シラフさん、雪乃情さん、カドッチさん、そして多悶さんの5組。それぞれ心にしみる詩や短編小説、短歌を披露してくれました。最後に登場した多悶さんの朗読は一人芝居のように緊迫感に満ちて素晴らしいパフォーマンスでした。いつものようにシラフさんの短歌10首を掲示させていただきます。
160622
六月の曇りの朝の涼しさに性懲りもなく騙されている
160620
霧雨はドアを開けるとそこにいて静かに小言重ねていたり
160619
永遠に助走が続く虚しさは暑くも寒くもない夜の中
160617
やりかけを抱えて眠るその時は罪悪感もいい味になる
雨の日や曇りが続きその後に他人行儀の晴れを迎える
160613
雨ならば出勤せずに家にいるそんな生活どこにあるやら
160610
いくつかと聞かれ今年でいくつだと応えて自分見つめ直して
160608
デブ猫が少し痩せたと思ったら後から子猫ついて来たのだ
人身で睡眠不足にさせられた俺がも一度殺してやるぜ
160607
曇り空良いも悪いも繋がって遠くへ行くも近所のようで
6月23日(木曜日) はコメントを受け付けていません