49回めの詩の朗読会。参加はシラフさん、小山貴志さん、山下大輔さん、雪乃情さん、川方祥大さん、そしてお店の江川さん、野口店主の7人。そして鑑賞だけの参加が奥倉さん、長崎屋のひろしさんといい雰囲気でした。シラフさんが朗読した大洋ホーエルズから現在のDNaベイスターズまでの12球団一の負け数を記録している横浜球団に対する愛情溢れるエッセーの前書き、小山さんが久しぶりに朗読してくれた少年時代の甘い初恋の記録の私小説、明日発売される週刊誌に掲載されていてもおかしくないと思われるクオリーティーの山下さんのエッセー、同居するダメ男のダメぶりを思わず笑ってしまう表現で自虐ネタで歌った雪乃情さんの短歌、そして最近自費出版した川方さんの詩集から本人のセレクトで読まれた若々しい息吹溢れる詩、どの方も魅力的な作品を持ち寄って感動的な夜でした。最後に、シラフさんの短歌10首を掲載します。
170613
いつもなら気にも止めない水滴が気になる時はピンチかチャンス
170608
こんな風手で枠描く立体を想像してるコミュニケーション
170607
ツバメの巣後数日で空になる見上げる癖を人に残して
うっかりで生やしてしまった黴避ける我の正義はそれ食べること
170605
延々と田舎の景色続く中コーラの自販機無駄に目立って
一人だけ回送電車乗っているそんな気分の平日休み
170604
ビール飲む理由と怠ける言い訳はどこか似ている説得力なし
170604
人間と線路のそばの雑草が初夏の陽射しに少し負けてる
170526
心とはこんな風にも揺れるのかどうにも出来ず手のひらの中
170427
コンクリに負けてたまるかドブネズミ夜の地下鉄隙間を探す
6月15日(木曜日) はコメントを受け付けていません