５１回目の詩の朗読会。参加者は江川さん、シラフさん、小山貴志さん、そして群馬から遠路かけつけてくれた雪乃情さん。
江川さんの衝撃的な本音短歌シリーズ でイベントスタート。続いてシラフが町田町蔵の詩を朗読、３番手は小山さんが自作の小説を朗読、１９４５年４月の川崎堀之内の娼家のエピソード。ここで少し休憩して第２部開始、江川さんが大好きな人の名札に生き替わった老人の話を朗読、続いて遅れて到着した雪乃情さんがピエロというバンドのボーカリストの書いた短編小説を朗読、次にシラフさんがいつもの短歌１０編を朗読、続いて小山さんが電車で出会った失礼な家族の話を朗読、最後に雪乃情さんが「茂吉とねこ」という童話を朗読してイベントは終了しました。今晩も内容充実の楽しい夜でした。
今月のシラフさんの作品をご紹介します。
170812
塀の中それも楽かと思いつつカタギの仕事シャバで息する
偶然に傘に降り立つ雨粒を黙って駅まで運んでやるさ
170809
音を消しそして聴こえる音がある共演せずに共存してる
170731
ブタ草は好き嫌いせず差別せずどこでも生える見習えないが
トッピングした覚えなしこの暑さ出来れば作り直してほしい
170730
この景色見ていたいけど睡魔あり自分の中の小さき攻防
170728
金欲しい頭の中で思いつつそれに伴う努力はスルー
170719
暑い日々ふいに掠める涼風に救われてるか騙されてるか
170717
自転車で生温い夜走る時いけないけれど無灯が似合う
170710
間違えた場所に戻って今度こそだけども同じ間違いをする
８月１６日（水曜日） はコメントを受け付けていません