１９７５年の１２月に千葉市に千葉県最初のライブハウス『マザース』が開店しました。マスターの山田さんが店に出入りする高校生の中で最高のミュージシャンを集めてバンドを組みました。そのメンバーの一人で当時、天才ギタリストと評判だった稲葉和史（いなばかずふみ）さんが昨年１１月３０日、３５年間の闘病生活の末、亡くなりました。病床の寝床の中で眠るように亡くなった彼を偲ぶ会が開かれ、同級生１０名、ミュージシャン仲間８名が集まって生前の彼の思い出話に花を咲かせました。彼の兄で、同じギタリストの稲葉英史さんが生前の彼の写真をスライド上映し、彼の演奏を流し、その演奏を一緒にやっていたミュージシャンが４０数年ぶりに思い出の曲を彼にギターを教わり現在プロのギタリストとして活躍する元吉秀実くんと一緒に演奏し、彼と一緒に演奏する日を夢見て作った打ち込み音源を流してお兄さんと元吉くんが演奏したり、５時間あまり１９７０年代後半にタイムスリップしたような時間を過ごしました。感極まって立ち上がれないほど酔っ払った人が何人も出て、いい集まりでした。
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