朗読のオープンマイクイベント、詩の朗読会６９回目。千葉城のお花見帰りに『朗読聴きに来ました〜』とお気軽にご来店、実はミュージシャンでもあるというさいとうすすむさんが急遽初参加。行きつけのお店を卒業するスタッフさんへの餞に贈った詩を朗読して盛り上げてくださいました。同じく初参加の松井知恵子さんはお嬢さんが絵を描きご自身が詩を書いたという本の中から詩を。ご自身の思い出や経験を交えて聴かせてくださった朗読は、皆さんの胸に沁みいったようでした。シラフさんは原稿用紙１枚小説を数篇と短歌。皆さんクスリとしたり、感心したりと楽しんでおられました。多悶さんは柔術家木村政彦の評伝を、日伯の歴史、白熱の試合風景など含め緊迫感溢れる朗読で披露。松井さんと格闘技にかかわる意外な事実など、話題が盛り上がりました。江川は短歌と俳句を朗読いたしました。
毎回新作を披露してきたシラフさんの短歌は４０回目の今回でひと区切りにし、またいずれ披露してくださるとのことです。今月の短歌をご紹介します。どなたもきっと共感する一首があるはず！（江川）
190325
あとひとつたったひとつのはずなのにすぐにつかめるそれではなくて
190323
もういいと冬服仕舞って寒い朝寒の戻りよ話があるぞ
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うっかりと傘を忘れりゃ突然にあれこれそれが自動再生
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数分の違いで顔ぶれ変わる春時刻改正電車が揺れる
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川覗き何かいないか探してる金かからない贅沢もある
線路沿い走る電車を眺める子その楽しみを忘れてしまった
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ガタついた自転車の音聞きながら買い物に行く平日の春
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気を抜けば冬のコーヒーすぐ冷める我は黙って手遅れを飲む
190228
晴れた日は我が物顔に飛ぶ鳩も雨は居場所を探して迷う
190227
三月になればとたんに春が来るそう思い込み冬を振り切る
３月２６日（火曜日） はコメントを受け付けていません