佐藤洋祐を聴かないと人生を損している。
野口さん含め、今のジャムスタッフの全員が、休みにちゃんとライブ聴きに行ったことがあるのって、佐藤洋祐さんだけじゃないかなぁ。
『佐藤洋祐唄うカルテット』前回からピアニスト松下聖哉さんが加わりジャズの雰囲気がよりグッと増したカルテット。ドラムスはおなじみ米本明さん、ベースもおなじみ加藤晃司さんです。
1部はジャズスタンダード中心に、洋祐さんは唄声を封印。それぞれの見せ場はもちろん、「今の良かった!」なところでは自然と拍手が湧き、お客さま皆さんがそれぞれに好きなように楽しんでいらっしゃる様子が伝わって来ました。雰囲気の変わったイパネマの娘も楽しかったぁ。
2部は打って変わって日本のポップスの名曲の数々を。これがまた、皆さん盛り上げつつ唄を大事にしている演奏で。引き込まれました。ソロではダイナミックにサックスを鳴らしたり、切なげにフルートを奏でたり、曲によって変わる音色が憎い。ワインレッドの心があんな風になったり、涙のキッスがああなったり。言っちゃうとつまらないから是非聴いてほしいのですが、奇をてらうわけではなく、この曲はこれが良い、と素直に感じてこうしたのだろうなぁと思わせられるアレンジなのです。そして『行かないで』と『駅』に泣かされそうになりながら終演。アンコールは誰もが知っているけれどあまり生では聴かないかも?な曲がリクエストされ、ジャズドラムを勉強中というお客さまは猛烈な拍手を贈っていました。
んー。今夜もうっとりしました。皆さん、素晴らしい音楽に浸りにいらっしゃいませんか?いろんなこと、きっと忘れられますよ。次回は10/21(水)。
9月25日(金曜日) はコメントを受け付けていません