『佐藤洋祐 唄うトリオ』唄・サックス・ピアノ佐藤洋祐さん、ベースみつはしようすけさん、ドラムス米本明さんです。
サウンドチェック中に洋祐さんから新たな提案が。客席に向けたメインスピーカーをOFFして、モニタースピーカーの音量を少し上げたらどうだろう、とのこと。洋祐さんにはある狙いがあったようで、試してみると、客席からも違和感なく、大変聴き心地の良いものでした。
ドラムスとサックスはもちろんのこと、ベースもアンプからの音そのままですし、ピアノも生音でも十分なくらいのジャム。唄声だけが心配でしたが、メインから出ていないことに気づかぬ方がほとんどでした。生声も聴こえていますしね。バンドメンバーがステージで聴いている音が、音質・音量そのままお客様に届いているという状態。唄声が埋もれないようにとドラムの明さんには神経を使わせてしまったかもしれませんが、この日はインストゥルメンタル中心でもあり、迫力ある演奏も聴けてお客様は大満足のご様子。いつも歌われる竹内まりや『駅』も、サックスでの演奏でした。どちらも同じように切ないです。情感は声でも音でも伝わるものですね。ピアノ演奏をしない曲はベースがメロディも担当するので、みつはしさんもいつも以上の活躍。
小さい会場だから言えることですけれども、マイクで増幅しない音の気持ち良さはまた格別ですよね。おっと、本来はその気持ち良さをそのまま大きくするのが我々の役割でした!図らずも自らの課題を露呈・・・
そうそう、休みのスタッフが偶然聴きに来て、全員が揃うという珍しい日でした。
7月28日(水曜日) はコメントを受け付けていません