夕方から故稗田礼一先生を偲ぶ会が行われました。昭和47年に長生高校の美術教師として教員生活をスタートし一昨年3月蔵王に千葉工業高校の生徒を引率していて山小屋で倒れ運ばれるロープウエーの中で急逝なされた先生は沢山の人々から愛された素敵な方でした。僕も先生を兄のように慕って卒業生の身分で美術準備室にエレキギターを持ち込んでたむろしたり、ジャズピアニストのレイ・ブライアントの『アローンアットモントルー』を聞かせてもらったり、家出した時の川崎の市場のアルバイトを紹介して頂いたり、思い出を数え上げたら切りが有りません。今晩の参加者は同僚の先生がほとんどで生徒さんも半数近くいた様ですが学校も卒業年度も違うので語り合う状況では無かった様です。それでも先生が死んでも皆にこんな素晴らしい出合いをプレゼントしているんだなあと変に感動してしまいました。奥様の昭子さんも良い会だったとひとり残って余韻に浸っておられました。
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