お久しぶりの『詩の朗読会』 興味あるけど最近やらないんだあ、、あったら行くのになあ〜なんて思ってた方がいるんじゃない?という甘い期待は泡のように消えました、、が、少ないながら参加者が来てくださり、ほっと一安心。
シラフさんは短歌と原稿用紙1枚小説。まったく!女子を見た目で判断しないでちょうだい!と憤慨したくなるものもありますが、男性はたいていそうなのかもしれませんねぇ(小山さんの小説にも「なんだ今度のクラス、ブスばっかだな」という台詞が出て来ました、、)。イケメンに色めき立つ女性も同じか。いま幸せなことに、嫌いな人や憎たらしい人が身の周りにいない、という小山さんは、思春期に嫌いだった人、夢や少年期の思い出などを小説に仕立てたものを朗読。なんだかちょっぴり苦い気持ちになります。
山下大輔さん、今日来る途中に起こった事を詩に。せわしい都会で皆が空を見上げた出来事を綴ってくれました。愛は水、という詩になるほど!多悶さんは、子供の頃大好きで最近読み返してあらためて良かったという『モモ』の一部を。夢のようなきらきらした場面と効率ばかりでギスギスして行くさまの対比にゾッとします。
それでは以下シラフさんの短歌を紹介します
190822
スタートが上手く切れればしめたものそれはいつもの朝のコーヒー
ビルひとつ無くなりゃ歯抜けのマヌケ面当たり前などふいに消え去る
190814
よくもまあそんな所を見つけたなはびこる雑草隙間産業
190810
駅ビルの改装決まり思い出がいくつも浮かぶ閉店セール
B型のせいにしておけそれでよし時は穏やか我はA型
自転車の前カゴ卵のパックありいつも心に爆弾処理班
190802
糖分のたっぷり入った炭酸で自分の体汚したい夏
190703
道端に落ちてる一円最安値ラッキー拾う流れる仕草
190605
飛び込むと決めて電車を待つ人に終電過ぎたと言える勇気を
190418
トラブルは予告もせずに現れる「使用禁止」の文字も慌てて